事業所紹介

佐伯商工会事業所紹介

そば処かとう

そば処かとう
口コミで県外からのお客様も惹きつける「絶品のそば」。
飽くなき、ご主人のそばへの誇りとこだわり、ホスピタリティが、知る人ぞ知るお店を作り上げた。
■どんなお店ですか?

「知る人ぞ知る!」ご主人がこだわり抜いた絶品そば!

定年後に、廿日市市飯山に古民家と庭園を借りて、手打ちそば店「そば処かとう」を開業しました。そば打ちは日々研究・練習を重ねて、美味しい手打ちそば作りに励んできました。目立ったPRをしていませんが、お客様の口コミのおかげで評判が伝わり、他県からお越しになるお客さまもあります。ここのそばのファンになって、通って頂いている常連さんも少なくありません。 日によっては12時半には売り切れてしまうこともあります。ちなみに冬季は休業にしています。




■扱っている商品、そしてズバリ、その魅力とは?

言うまでもなく、手打ちそば!飯山の豊かな自然とご主人の腕のコラボレーション!

主に扱っている商品は、ファンも多い「手打ちそば」です。これまで様々なお店のそばを食べ歩き、「どんなそばが美味しいか」を探りあて、自分でもこだわり抜いたそばづくりをやってきたと思っています。「最高の状態で食べてほしい」という考えのもと、一番そばの美味しさが出る茹でる温度、そばの割合などはこだわりを持っています。そばは、気温などを通じて変化していくものなので、その日のコンディションに合わせて、丁寧な仕事を心掛けています。
そして、ここにお店を構える理由は、飯山の水です。そばの味は水によって決まると言っても過言ではなく、ここの水はとても良いので、美味しいそばを提供することができます。人気があるメニューは、「きのこそば」です。地元のきのこ等を使っており、評判が非常にいいです。
そういう意味では、飯山の自然の恵みが美味しいそばを作っている側面もあります。




■ご主人はどんな人?

そばを愛し、お客様に喜んでもらおうとするホスピタリティ精神旺盛な勉強家

大型重機ドライバーをしていましたが、定年後にこのお店を開店しました。自分のそばのお店を持つことは夢でした。ですので、そばの職人さんに色々と教えてもらったり、他のお店で食べてみるなど、研究を重ね、練習をしました。最初は動きに無駄が多かったなぁと思います。その過程で、出汁やそばの割合など変えるべきところは変えながら、今の形のそばになりました。しかし、今でも研究や練習は欠かしていません。まずは「最高の状態で食べてほしい」というのが、私のモットーです。そのためには、丁寧な仕事をしたいと思います。
そして、私はきれい好き。そば自体だけでなく、お店も当然きれいにしたい。これも「最高の状態で食べてほしい」の一つ。やはり、リピーターのお客様に来ていただくことができるのは、非常に嬉しいものですし、「他じゃ食べられないから、ここに来たよ!」と声をかけてもらうのも同様に嬉しいです。




■将来の展望を教えてください!

体力勝負のこの仕事。あと10年は続けたい。そして、地元に少しでも貢献をしたい。

午前5時から約100人分7回にわたり、そばを打っています。いわば、体力勝負です。最低75歳になるまでは、精一杯お店をやっていきたいと考えています。今でも研究と練習は欠かしていません。新しいお店が出来たら、食べにいってみたりします。引き続き、そばを極め続けて、お客様に喜んでもらえる仕事をしていきたいものです。また、地元にも貢献したいと思います。これからもできる部分で地元に貢献できればという気持ちを持っています。





  • DATA

    事業所名
    そば処かとう
    業種
    飲食業
    代表者
    加藤 隆
    住所
    〒738-0226
    廿日市市飯山18−94
    TEL
    0829-72-0962
    FAX
    0829-72-0962

取材者の視点

このお店が愛される理由がある。いい仕事をすれば、お客様は自然と集まってくる。

 取材をするため、お店に伺い、お話を聞いた折、暖かく私たちを迎えてくれ、オープンに気持ちよくお話をすることができた。色々と気を遣っていただき、ホスピタリティ精神を元来からお持ちであると感じた。そのオープンさとホスピタリティに触れ、お客様とも暖かさ溢れるコミュニケーションを取っているということが垣間見えた。やはり、こんなお店でこだわりそばを食べたいと思うはずだ。正直言って決して便利な場所にあるわけではない。しかし、お客様が口コミで県外からわざわざ足を運ぶほどということは納得である。
 またご主人のそばへの愛情は本物だ。研究に研究を重ねて、「どうすれば、最高のそばができるか」を突き詰めて、そばの本質の奥深さを追求するご主人の姿には胸を打つものがあった。それは私だけでなく、お客様も無意識に感じているはずだ。だからこそ、お客様が集まってくる。いい仕事をすれば、自ずとお客様はやってくる。ある意味、商売の本質がこのお店にはあった。

伴走型小規模事業者支援事業


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