事業所紹介

佐伯商工会事業所紹介

(株)よしわ有機農園

(株)よしわ有機農園
吉和の自然が育んだ質の高い有機野菜と高い評価を受ける加工技術が、ファンを魅了している。 よしわ有機農園は、「吉和ルバーブ」人気の立役者と言っても過言ではない。
■どんな会社ですか?

自然豊かな中山間地域「吉和」で高い質の有機野菜を栽培し、高い技術の加工を行っている農園

自然豊かな場所「吉和」において、有機野菜の栽培・加工販売を行っている農園です。有機野菜の質やこだわりを武器に積極的に販売活動に取り組んでいます。餅米、ジャムなどの加工では、「世界マーマレードアワード銀賞」を受賞するなど、高い評価をいただいています。近年はオーガニックで栽培した「ルバーブ」をジャムなどに加工して、積極的に販売に取り組んでいるところです。「廿日市市吉和”ルバーブ”を活用したルバーブCOUNTRYの事業化」で経営革新計画の認定も受け、「吉和ルバーブ」ブランドを通じて、吉和地域の知名度向上にも貢献することも大事であると考えています。




■扱っている商品、そしてズバリ、その魅力とは?

質とこだわりが詰まった有機野菜と高く評価される加工技術

当農園は、有機野菜の栽培と餅米加工が主業です。オーガニックで質の高い野菜を作ることに対して、しっかりこだわりを持っています。また加工技術においては、高い評価を頂いており、さらに年々評価は高まっていると思っています。純餅米を使用し、硬くならないようにお餅を作り、昔ながらの知恵をうまく活用し、改良を重ねています。おかげさまで、楽しみに待って下さっているファンも多くいらしゃいます。これらの商売を行うにあたり、「法人よしわ」をはじめ、地元の方々と積極的に連携しており、よりいい物を作ることのできる協力関係を構築しています。 また、働く場を提供することが地域貢献に繋がると思っており、現在多くの地元女性スタッフが在籍しています。そして、スタッフが着実に成長している姿に、とても頼もしさを感じています。



■最近は、どのようなことに力を入れて取り組んでいますか?

女性に人気で、ファンも多い!「吉和ルバーブ」の加工販売強化!

「ルバーブ」を材料にした加工品の販売です。「ルバーブ」とは、シベリア原産のタデ科の多年草で、フキに似ており、茎の部分は食用になります。食物繊維・ビタミンCなどが豊富に含まれ、寒さに強いため、国内では北海道や長野などの寒冷地で作られています。ここ吉和は、長野に気候が似ていることから、20年ほど前から栽培が始まりました、以来、小規模ではありますが、ルバーブの栽培が吉和で行われ続けています。その吉和のルバーブを使って、当農園でルバーブジャムを作り始めたところ、非常に好評で、女性を中心に口コミやSNS経由でも注文が飛び込んでくるなど、県外からも買い求められるようになりました。固定のお客様も増えてきています。また、生そのままのルバーブも需要があり、広げられる可能性があるのではないかと考えています。最近では、ルバーブソースやもみじまんじゅうにも派生し、加工の幅も広がっています。積極的に栽培も含めて、取り組んでいき、多くの方に届けたいと思っています。




■将来の展望を教えてください!

大事な考え方はブレずに、愚直に。ルバーブで吉和を知った方に、ぜひ来てもらいたい。

当農園での基本的な考え方は、「頼まれたことを一生懸命にやり続けること」「地元の声をよく聴くこと」「人間関係を作り、信頼を獲得すること」です。これを愚直に続けていきたいと思います。そして、「昔ながらの知恵をうまく活かして、丁寧な仕事をしていきたい」これも変わりません。 現在は、土地整備を計画的に行いながら、さらに多くのお客様に喜んでもらいたいですし、吉和地域活性化にも貢献したいと強く思っています。ルバーブを通じて、吉和について知ってもらい、ぜひ足を運んでもらいたいですね。





  • DATA

    事業所名
    (株)よしわ有機農園
    業種
    野菜漬物製造業(缶詰,瓶詰,つぼ詰を除く)
    代表者
    梶本 正五 (担当:石橋)
    住所
    〒738-0301
    廿日市市吉和
    TEL
    0829-40-3220
    FAX
    0829-40-3221

取材者の視点

吉和ルバーブの重要な繋ぎ役「よしわ有機農園」のいい仕事が、吉和地域を輝かせる。

 取材は、直接「よしわ有機農園」に伺い、お話を聞いた。当日、廿日市市沿岸部ではチラチラと舞っている程度だったが、一転、吉和は大雪で、一面真っ白の雪景色であった。ここからもわかるように、吉和は独特の自然に包まれていて、ユニークなものが育まれる土壌がある。ルバーブも、吉和だからこそ、育まれているユニークなものの一つではないだろうか。さらにルバーブを小規模でも栽培し続けてきていた方々がいたからこそ、相乗効果でルバーブは人気を博した。しかし、あともう一つの要素が必要で、それは繋ぎ役である。まさにこの繋ぎ役こそ、よしわ有機農園である。高い加工技術を武器に、加工品を作り、積極的に販売したからこそ、「吉和ルバーブ」を知ってもらえた。非常に大きな貢献を果たしていると考えるのが、自然である。やはり、プロ意識の高い、いい仕事をしてきたのだとお話を聞いて、ひしひしと感じた。そして、これからもいい仕事をし続けるだろう。その結果、吉和地域の活性化にますます寄与していくことができる十分な力を垣間見た。

伴走型小規模事業者支援事業


PAGE TOP