事業所紹介

佐伯商工会事業所紹介

(株)WOODPROホールディングス

(株)WOODPROホールディングス
これからの世代が、未来を引っ張っていく。若手クリエーターに場を提供し、サポートをする企業。
こんな会社がこれからの社会に必要だ。
■どんな会社ですか?

地元クリエーターに機会を提供し、若者を応援する次世代応援型企業

2017年12月に創業し、杉足場板をリユースして木製品を製造販売する会社WOODPROの広報活動やイベント企画を行っています。 その一環として、2018年5月にオープンしたのがクリエーターのための複合施設「レインボー倉庫広島」です。モノを作る地元クリエーター達がつながる場、仕事ができる場を提供しています。 この「レインボー倉庫」は築40年を超える建物をワークショップも交えながら、大胆にリノベーションして作った施設。WOODPROが大切にしている「与えられた資源を最後までとことん使い、人に優しく、環境にも優しいものづくり」のスピリットがこれからの若いクリエーターたちに伝わっていってくれたらうれしいです。 さらに場所の提供だけでなく、様々な人脈を生かし、一貫した若者のビジネスを応援している会社であるとともに、学生と企業が交流する場の提供にも積極的に取り組んでいます。


 
■扱っている商品、そしてズバリ、その魅力とは?

クリエーターがネットワークを作る場、そしてコラボできる場で、新しい時代を作り出す仕掛け

何と言っても、地元クリエーターが活躍できる場を提供していることでしょう。 昨今は、自由な働き方やライフスタイルが広がり、大きく若者の意識も大きく変化していますが、「レインボー倉庫広島」にはカフェやショップ、アトリエがあり、多種多様な若者たちが集まりますから、ここでぜひ「横のネットワーク」を広げてほしいと思います。ネットワークを作っていくと同時に、仕事が実際にできる場で、いい形でのコラボレーションが生まれることも狙っています。


■最近は、どのようなことに力を入れて取り組んでいますか?

クリエーターの作品を評価される機会を作り出していく

WOODPROが扱っている足場板古材を利用して「ものづくりコンテスト」をこれまで2回開催しています。最近ではコロナ禍で仕事が少なっているクリエーターを支援するためのTシャツプロジェクトを開催するなど、クリエーター自身が作品を発表する機会を作っています。そうすることにより、作品が評価される機会も増え、クリエーターたちのさらなるステップのチャンスとなっています。クリエーター同士でコラボする機会や新たな仕事の創造、そしてもちろんWOODPROとのものづくりの協業もできたらと夢は膨らみます。


 
■将来の展望を教えてください!

「地域に賑わいを!次世代に生き生きと輝いてほしい!」を実現できる場、機会を深化する。

今は、地域を盛り上げていくために、さまざまな場所で「場づくり」の取り組みがされています。レインボー倉庫からの賑わいの創出はもちろん、これからはわれわれが提供する資材、人脈、販路などによって、ますます多くの人を巻き込んでいきたいと思っています。新たな場から、次の世代が生き生きと輝いてもらいたい、というのがわれわれの願いです。


 
  • DATA

    事業所名
    (株)WOODPROホールディングス
    業種
    サービス業
    代表者
    代表取締役 中本 敬章(ひろあき)
    住所
    〒738-0202
    廿日市市峠245−33
    TEL
    0829-74-3710
    FAX
    0829-74-3658
    HP
    https://www.rainbowsoko-hiroshima.com/

取材者の視点

これからの時代を見据えた「場」を提供することの価値は計り知れない

 日本の社会・経済構造の大変化に伴い、確実に若い世代の意識は変わってきていると思う。さらに今回の新型コロナの影響で変化のスピードが加速してきたように思うのは、取材者である私だけだろうか。副業・ワーケーションの広がりからも明らかなように、ライフスタイルが根底から変わり、働き方もより自由で多様なカタチに変貌しつつある。つまり究極ともいえる「個」の時代の到来である。一方で、「個」はどこかで繋がりを作っていかなければならないし、その繋がりの中から魅力的な仕事が生まれるのも事実である。
 WOODPROホールディングスのビジネスは、まさにこれからの時流に合致している。さらにいうと、先見の明は見事であるという他ない。今必要なのは、こういったビジネスなのだと痛感した。これからも、若い新世代のクリエーターが有機的にネットワークを構築し、コラボレーションを通じて、「面白いこと」「楽しいこと」が起こることだろう。そのきっかけや場を作ってきたこの会社の価値は計り知れない程高いのではないかと思う。これから起こるストーリーも、興味津々である。

伴走型小規模事業者支援事業


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