事業所紹介

佐伯商工会事業所紹介

かわしもたたみ店

かわしもたたみ店
「地域に、こんなお店があったらいいな」がここにある。 佐伯地区唯一の畳屋さんは、家の悩み解決のエキスパート。そして、新しい挑戦者。
■どんな会社ですか?

頑張る!
佐伯地区唯一の畳屋さん

旧佐伯町にて畳屋として、父(勝吉)が昭和50年に創業しました。そして、現店主の私が平成20年に事業を承継し、父が持つ豊富な知識や技術を学んできました。以後は、ほぼ全ての仕事を引き受けて、おかげさまで、大工さん、一般のお客様など信頼を得ながら、営業をしています。
以前は、町内に4軒の畳店が在ったのですが、現在では「かわしもたたみ店」の1店のみとなりました。生活様式の多様化など時代の変化を柔軟に捉えながら、攻めの試行錯誤をしています。




■店主って、どんな人?

畳だけじゃない!
手先が器用なオールラウンダー

とても手先が器用です。
基本的には畳店ということですが、お客様の家にお伺いをした際には、様々な細かいニーズがある訳です。例えば、襖や障子に不具合があって、お困りというようなことです。そんなニーズに対して、自分でその不具合を直したりしています。
今般の新型コロナの流行では、アクリル板も自分で作ったりしました。さらに、その他のことも出来る範囲であれば、お手伝いできるのではと思います。これは、やはり、畳の技能試験もくぐり抜けてきた蓄積なのかもしれません。やはり武器になっていると思います。これからも畳だけではなく、「御用聞き」をしながら、様々なお手伝いをしたいです。




■扱っている商品、そしてズバリ、その魅力とは?

畳は奥が深い!
空気浄化効果・消臭効果で生活に快適さを!

ずばり、畳です!
普段、何気なく使っている畳は、実は非常に奥が深いのです。
生活様式が変わっている昨今ですが、畳は部屋の空気浄化効果、消臭効果もあるなど、快適な生活を作り出します。ぜひ、今後さらに畳の良さ・魅力を伝えていきたいと考えています。
畳といっても、実は種類は多いです。例えば、医療福祉施設では軟らかく作ってある畳などもあります。そんな多種多様なものの中から、お客様と話し合いながら、最適な畳を選んでいきます。
畳がきれいになると、非常に喜んでもらえるのは、やはり嬉しいです。フローリングなどの洋風のものであっても、畳と組み合わせることができますので、手軽に畳を使ってほしいと思います。




■最近は、どのようなことに力を入れて取り組んでいますか?

手先の器用さを生かした家のお悩み解決!
和、畳を新機軸にした商品開発!

手先の器用さということで、お話をしたように、いわゆる「御用聞き」をしながら、畳に限らず、お客様の家についての悩みを解決するというようなことに力を入れています。家についての悩みは多くあります。「襖や障子も張り替えなきゃ」とは思っていても、なかなか手に付かないもの。ですので、家全体に目を配り、「やりますよ!」と出来るだけ、声をかけていければと思っています。
ぜひ、畳はもちろんのこと、このような営業活動は続けていきたいです。
 さらに、新しい商品開発もしています。生活様式などが変わっても、和のテイスト、畳の考え方、素材はインテリアなどで生かされると考えています。例えば、畳の材料となるい草はブーケのようにして、家や店に飾ると、若干雰囲気が変わるのではないでしょうか。また和のテイストを取り入れた寝室の電灯などもいいかもしれません。今、様々なことにチャレンジしながら、試行錯誤を続けています。ぜひ、今までの技術や考え方などを生かし、新しいものを作り出したいです。





  • DATA

    事業所名
    かわしもたたみ店
    業種
    畳製造業
    代表者
    川下 満留
    住所
    〒738-0201
    廿日市市永原608
    TEL
    0829-74-0311
    FAX
    0829-74-0311

取材者の視点

今、地域に求められているお店の形がここにある。

取材を通して、店主が様々な試行錯誤を重ねていることが伝わってきた。武器である店主の器用さが十分に生かされていきそうな予感がして、今後出てくる商品に期待したいと強く思った。
畳市場は厳しいとは言うけれども、武器はやはり「人」。
店主の攻めのマインドと実際の器用さで新境地を切り開いてもらいたいと思う。また、いわゆる「御用聞き」をして、お客様の悩みを解決していくというのは、そんな店主だからこそ、できること。畳店を大きな軸にしながら、さらに範疇を飛び越えて、お客様に寄り添えることは大きな強みになるはず。今、そんなお店が全国で求められているのではないか。
ぜひ、攻めのマインドと鳥の目のようにお客様の悩みを解決することで、店はもちろん、地域が盛り上がってほしいなと取材者として、強く感じた。

伴走型小規模事業者支援事業


PAGE TOP