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佐伯商工会トピックス

矢口商店

2014年4月10日佐伯商工会産業人材
矢口さん

矢口商店さん

DATA

住所: 広島県廿日市市玖島4382-3
TEL: 0829-74-0512

■地域をよくする幅広い活動を展開

矢口商店は、ガス事業を中心に食品等の小売、電器店とさまざまな顔をもつ。JA勤めをしていた父の代に貸本屋を始め、後に食品などを扱うようなったという。店の後継者である息子と2人でガス事業の24時間対応体制をとる一方、矢口さんは、地域をよくするさまざまな活動に日々奔走している。
その一つがボランティアグループ「大峰1050」。玖島地域のシンボル的な存在である大峰山の標高1050mにちなんだ名前だ。登山道や駐車場の整備に取り組み、協力メンバーが毎年、草刈りや清掃活動に汗を流す。また、年1回の「大峰まつり」では、登山者や地域住民と一緒になって、女性会が作る田舎寿司や趣向をこらした催し物を楽しむ。

■玖島の歴史と誇りを掘り起こす

また、最近は20人ほどのメンバーで「くじま歴史研究会」を立ち上げた。玖島地域の歴史や人物にまつわる資料を集めて整理し、リストや年表づくりに取り組んでいる。 玖島地域には郡役所が置かれ、電話も早くから開通したという。パチンコや映画・芝居・大衆演劇もあったといい、当時の繁栄やにぎわいの様子が伝わる。
研究会では、初めて実行委員会形式で開催した地域イベント「くじまに感謝祭」で、収集した資料や年表をお披露目した。懐かしい昔の写真や出来事、地元ゆかりの映画監督・枝正義郎や作家・太田洋子の展示に、たくさんの人が「くじま再発見」を実感する一日となった。

■もう一度にぎわいのある玖島に

気がかりなのは、空き家や空き店舗が目につくようになったこと。数年前に比べ、空き家の数は確実に増えているという。
コミュニティ協議会では、「空き家バンク制度」を始めた。時折、借り手からの問い合せがあるが、貸し手との条件の折り合いがつかないことも多いという。
それでも、単に住むというだけでなく、空き家に畑をつけるなど、玖島地域ならではの生活の魅力をアピールできるのではないかと考えている。すでにデイサービスの事業者やリフォーム・家具製作の職人などが、地域の空き家を活用して仕事を始めた例がある。「全国を相手に、“玖島の環境を選ぶ人”に情報発信する必要がある」と力を込める。


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