事業所紹介

佐伯商工会事業所紹介

有限会社西川建設

西川さん

西川光義さん

DATA

住所: 廿日市市津田372-5
TEL: 0829-72-0411
https://saiki-navi.jp/women/nishikawa

■かかしづくりの始まり

等身大の手作りかかしは、現在、約200体にまで増えた。商工会女性部が中心となり、各地域できめ細かく講習会を重ねながら地域の人を巻き込んできた。
店舗・観光施設の看板かかしやイベントの応援隊として登場するかかしは、まずはその大きさで強烈なインパクトを与える。そして、よく見るとどこかユーモラスで個性ある姿に、自然と笑みがこぼれる。
「なんだか面白いね」と始めて、ここまで広がってきた取り組み。まず好きな人が集まって作り、ある程度の数ができたら、次のステップを考えよう、という方針で取り組んできた。

■作る人の愛情がこもった“かかし”

作り手の7割は女性。針と糸を使った細かい作業がある一方、針金を入れて強度をもたせるなど、力仕事も含まれている。
自身も既に30体のかかしを制作した。かかし一体を2日間かけて作るうちに、自然と愛着がわいてくる。また、かかしの顔は、なぜか作り手の顔に似てくるのだという。
かかし作りでは、テーマや着せる服を考えるのも楽しい。どのかかしにも作り手自身の思いや工夫が詰まっている。
かかし作りは、当初から3年間は続けることが必要と考えてきた。現在、2年目を迎えたところ。地域の中にかかしが増え、作る人が工夫し始めるので、面白いかかしが出来てくるのはこれから、と見込んでいる。

■かかしづくりの最終的な目的にむけて

めざしているのは、「かかしによる癒しとにぎわいのあるまちづくり」。最終的な目的にむけて、今はまだ準備中ととらえている。
かかしをまとめて鑑賞できる「かかしの里」づくりや、かかしを活用したイベントに可能性を感じている。
イベントは、あえて人の少ないところでやるのがよいと考える。のどかな風景のなかでこそ、かかしが活きる。古くなったかかしの手入れも大事だ。かかしの大会やコンテストをすれば、かかしづくりへの熱意も生まれて、盛り上がるのではないか。賞金付きで、かかし一体を地域や学校、チームで作るというのも面白い。小学校と一緒になって何かできないか。
次々と浮かぶアイデアをじっくりと検討しながら、かかしづくりの次の展開を見据える。


イーグル興業株式会社吉和サービスエリア上下線

乾さん

乾行秀さん

DATA

住所: 廿日市市吉和451-46
TEL: 0829-77-2540(上線)
http://www1a.biglobe.ne.jp/eagle-kogyo

■「ここにしかないもの」でお客をつかむ

イーグル興業は、中国自動車道の完成当初から沿線のサービスエリア運営を手掛けている。吉和SA(上下線)の運営は、8年目を迎える。
平日は萩、津和野、六日市方面のビジネスユースが多い。山陽道を回避し中国道を利用するトラックも駐車する。このほか、秋は観光客、ゴールデンウィーク・夏休みは帰省客、冬はスキー客など、季節によってお客さまの層が変化するのも特徴だ。
売店では、山口の外郎、もみじまんじゅうといった土産物の定番のほか、下りの売店には、わさび漬け各種、あわび茸商品各種と、地元商品の品ぞろえを充実させている。また、スタジオジブリ商品や革製品など、高速道路では珍しい商品を置き、独自性を出している。
サービスエリアでは、一般の店舗以上に、立ち寄ったお客さまを、いかにつかまえるかが重要になるという。店長としての経験から、「ここにしかない」と紹介できる地元商品を売るのが一番良いと確信している。

■徹底した吉和ならではのイメージづくり

どこにでもあるものでは、お客さまは立ち止まらない。スナックコーナーでも、地元の食材を使うことで「ここでしか食べられないもの」を工夫している。吉和わさび丼、吉和うどん、岩魚茶漬丼、わさびソフトなど、地元素材を打ち出したメニューが並ぶ。
お客さまの目をひく飾り付けや手作りPOPで、店づくりにも力を入れる。あわび茸、岩魚、わさびなど、吉和ならではのものを「山奥」や「田舎」といったイメージで表現する。山からとってきた蔓で作った巨大なリースや本物の稲穂など、自然素材も積極的に採り入れる。この冬には、早速手作りした等身大のかかしが、スキーウェアを着てお客さまを出迎えた。

■地域の紹介や情報発信の場として

スナックコーナーでは、地元の方を対象に年1回、小中学生は無料のバイキングを開催している。自動販売機前には、吉和の季節を紹介するコーナーも作っている。
サービスエリアには、地域外、特に遠方からのお客さまも多い。地元から要望があれば、地域の紹介や情報発信にもぜひ協力したいと考えている。地元との結びつきやつながりを深めることで、「ここにしかない」サービスエリアの魅力をさらに高めたいと意気込んでいる。


羅漢峡の魅力いっぱい(羅漢峡アート&カフェプロジェクト)

中国新聞H26.3.14[1]

羅漢峡地域のカフェやレストラン5店舗が連携し、地元の食材を活かしたメニューや周辺マップ作りなどを進めています。

昨年秋には、佐伯の特産の佐伯大長ナスを利用したメニューを開発しました。今年の大長ナスのシーズンには本格的にメニュー展開を行う予定にしています。
関連HPはこちら

また、冬には地域の周辺マップを作成し、地元ならではの情報を満載。観光施設やスキーのレンタルショップ、コンビニエンスストアなどに設置し、佐伯を訪れる方が簡単に手にすることが出来るようになっています。

佐伯商工会では、羅漢峡地域以外にもアート&カフェプロジェクトを実施したいグループを募集しています。
対象は、佐伯商工会の会員で飲食店を営む方の3~6名程度のグループです。是非とも佐伯商工会までお問い合わせください。


一般社団法人TKC GroupセカンドハウスYEAH YEAH YEAH

saiki_shoyu

平見怜子さん

DATA

住所: 廿日市市玖島4350-6
TEL: 0829-74-1118
https://saiki-navi.jp/women/yeah

■看護師からデイサービスを起業

どこか懐かしい縁側のある古民家に足を踏み入れると、落ち着いた内装に鮮やかな赤い椅子が映える。外見からは予想もつかないおしゃれな空間が広がる。
看護師として病院に勤めていた経験から、在宅での看護や介護のサービスの必要性を感じていた。当初は訪問看護を想定したが、訪問するのはわずかな時間。デイサービスの方が、介護する家族の負担をより減らすことができると考えた。
場所は、高齢化率や介護サービスの拠点を調べ、湯来と佐伯の中間地点の玖島に決めた。古民家マッチング事業を手掛けている知人の協力で、この古民家に出会った。事業所の開設に合せて立ち上げた会社の名前は、ここ玖島地域で和気あいあいと活動したいという意味を込めて「T(チーム)K(玖島)C(コミュニケーション)G(グループ)」とつけた。
 
 

■お年寄りの「第二の家」として

デイサービスの定員は10名。一人一人を大切にすることが信条で、生活リズムや過ごし方、食事の形態を把握しながら、その人に合った「通所介護計画」を作成する。
縁側にはかかしの「ゆきちゃん」。自宅から持ってきた服を着せたり、話しかけたりして楽しむ人がいる。野菜や花の種を持参する人、庭木の剪定を買って出る人もいる。事業所の名前は「セカンドハウスYEAH YEAH YEAH」。家の延長として、お年寄りの「第二の家」になってほしい、という願いを込めた。「やあやあ」という同じ音の繰り返しは、お年寄りも覚えやすいという。
 
 

■地域にひらかれた施設へ

「出かける予定があること」が大切。生活の中に外出の習慣があり、年を重ねてもそれを続けられることが重要だと思う。楽しみに来てくれる人たちのためにも、このデイサービスを継続的に運営していきたい。
 玖島地域には出かける場所が少なく、交通手段も限られる。特に、高齢者には外出のきっかけがないと感じる。その点、デイサービスには送迎があるので、車を運転しない人にも外出の機会を作ることができる。この場所をもっと外へ開放して、「ここに来れば近所の人の顔が見られる」というようにならないか。地域にひらかれた施設づくりを模索中だ。


小規模事業者持続化補助金の公募が始まっています

販路開拓に取り組む費用の3分の2(上限50万円)の補助を受けることが出来るものです
使用使途は幅広く、広告宣伝費や店舗改装費等です
補助金を受けるためには経営計画等の計画書を提出しなくてはいけませんので、興味をお持ちの方は佐伯商工会までお問い合わせください
また、計画書作成の簡単な説明会も開催する予定にしております

制度の詳しい内容は下記をご参照ください↓↓↓
小規模事業者持続化補助金_第1次公募要領


佐伯醤油有限会社

saiki_shoyu

阿須賀謙治さん

DATA

住所: 廿日市市津田2731
TEL: 0829-72-0302
http://www.saiki-syouyu.com

■懐かしいにぎわいの風景

佐伯醤油は、大正13年に「阿須賀醤油」として創業。昭和17年に「佐伯醤油」として会社を設立した。
子どもの頃、商工会長だった父がフラワーシールを始めた。抽選会などでにぎわっていた通りの様子が、懐かしく思い出される。道沿いにさまざまな商店が並び、日用品の買い物もすべて地元で済ますことができた。
高度経済成長後、そのにぎわいが急速に低下した印象がある。近年では、複数の大手スーパーの出店や酒類の規制緩和など地元商店の衰退、小売店舗の廃業が進むきっかけとなっていった。
 
 

■大切にしたい佐伯・吉和の気質

店に残る古い写真を眺めたり、資料を探したりしながら、最近考えるのは「佐伯・吉和の気質」のこと。
歴史をたどると、この地域には戦国時代の城址や、長州征伐の古戦場などがいくつもある。津田には紙すき職人が多く、津和野街道を移動していた職人や町人との交流があったのだろう。
玖島から吉和に抜ける道にある大虫集落。今はトライアスロンコースとなっているが、かつて遊郭もあったという所山。明治から大正時代に栄えた八田家があった玖島。
興味をひかれる身近な場所が沢山ある。地元の人もほとんど知らない、ちょっとした歴史を知るだけでも楽しいと思える。
そこにあったものを知ることだけでも、地域づくりや地域おこしにつながる。今、地域の歴史が作った「佐伯・吉和の気質」を掘り起こして、大事にすることが必要だと考えている。
 
 

■人の気持ちと“かかし”が結びつく場を

地域で広がりつつあるかかしづくり。例えば、各家庭から持ち寄った昔の写真や、古い生活用具と組み合わせた展示は考えられないか。“かかし”を地域の歴史や人の記憶と結びつけることで、もっと人の気持ちを動かせるのではないかと感じる。また、写真展をすることで、家にある古い写真を探してみようと思わせるような、地域の人の動きをつくるしかけも欲しいところだ。
かかしに込める意味やメッセージに、一本筋の通った統一感を作り出し、作り手だけでなく、見る人の気持ちと“かかし”が結びつく場づくりに期待を込める。


平成25年度 にぎわいづくり講演会

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2月20日、玖島市民センターにて「平成25年度 にぎわいづくり講演会」を開催致しました。内容は、第一部「地域資源をいかしたにぎわいづくりとビジネス創出」という演題で㈱シーズ総合政策研究所の今若様の講演、第2部は「玖島地域をモデルに考えてみる」というテーマでのパネルディスカッションを致しました。



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