津田宿から大原宿
ルートマップ

1 重なり岩

1 重なり岩

重なり岩 県道沿いにある、大もみじ、栂、高野槙などに囲まれた重なり岩は、縦横高さ共に約2mの花崗岩2つが1m足らずで接して重なり合っています。
昔市岐姫命が乳飲み子を背負い、出雲から厳島までを旅する途中、ここで休み、岩に帯を掛けたことから「帯掛岩」とされ、市岐姫命を祀り帯掛明神としました。
この岩には昔、大地震で下の路に落ちた際も、参勤交代で通りかかった殿様が危険であるとして上から落とした際も、翌日には元の位置に戻っていたという伝説が残っています。
頼杏坪の「遊石稿」ではこの石の近くに小店があると書かれています。

2 栗栖本陣・観音堂

2 栗栖本陣・観音堂

観音堂 栗栖には津和野藩の本陣があり本陣跡が残ります。
観音堂には大きな岩が祀られています。このあたりは観音原といいますが、この観音堂があったからでしょう。 観音堂は古く芸藩通志にも記載されています。

3 石畳の道・観音滝・休憩所(茶屋床)

3 石畳の道・観音滝・休憩所(茶屋床)

石畳の道・茶屋床 栗栖より古道を少し入った場所から石畳の道があります。 石畳は所々ではありますが比較的良い状態で保存され、一番状態の良い場所では殆んどの人が感激されています。
石畳が切れた辺りには小さな滝があります。観音原川の滝なので観音滝と呼んでいますが古くからの呼称ではありません。 上流に人家のないこの谷川の滝は夏場など大変気持良く感じます。
観音原木橋より27町の場所に「茶屋床」があったと芸藩通志に書かれています。 「茶屋床」とはお殿様他数人が休まれる程度の場所(小屋)で「かご立て場」ともいいます。 27町は約2.9kmこの休憩所あたりです。

4 かご立て岩・三国横へ・松ケ峠

4 かご立て岩・三国横へ・松ケ峠

かご立て岩・三国横へ この大きな岩は殿様の籠を降ろして休んだ場所といわれますが、この峠場所からの眺めを楽しまれたのでしょう。
「さんごくよこへ」この道は標高約700mの場所で、横山(908m)を鉢巻上に通ります。 そのときに芸州、石見、長州の三つの国が見えることから三国横へと言われたようです。
松ケ峠、標高約700mの場所でイワカガミの群生も見られ春の街道では一番楽しい場所の一つです。

5 悪谷・越ケ原

5 悪谷・越ケ原

悪谷・越ケ原 悪谷は川渡りとなり、梅雨時や雨の日は街道の難所の一つでしょう。 しかし、四季折々の変化があり、とても落ち着ける場所、五月に行われるカトリックの巡礼の旅「津和野への旅」ではここで厳かにミサが行われます。また街道ウォークではここが昼食の場所ともなります。
越ヶ原には以前数件の人家があったようですが、交通の便などが悪く現在では移住され人家はありません。 春にはミツバツツジ(山ツツジ)が咲きとても綺麗な道となります。

6 中道・羅漢道・お地蔵さん・生山峠

6 中道・羅漢道・お地蔵さん・生山峠

羅漢道・お地蔵さん 中道は古くから発展し、佐伯(山里)や山代(岩国市北部)の歴史に大きく関わってきた集落で多くの歴史が残ります。 中道から悠々の里へ出ると羅漢道(県道)を上りますがこの街道の一番の難所です。
街道のあちこちに「石のお地蔵さん」が見られますがそのお地蔵さんは、旧中道小学校附近から始まり、四国の札所になぞらえて全部で88体あるといわれます。 地蔵さんのひとつひとつに番号がふってあり、昭和6〜7年頃、中道の人の発起と寄付によって据えられたと言われています。
羅漢道を上ると「生山峠の標識」があります。
この標識は現在の国土地理院の地図にある場所で標高836mの場所ですが、地元や古くからの生山峠はこの羅漢道の最高部、標高960mの場所であり、ここではこの最高部を生山峠としています。(大日本帝国陸地測量部地図参考)

7 旧道と石畳

7 旧道と石畳

旧道と石畳 生山峠を越えると古道は右の杉林の中へ入ります。数百メートル下りみぎ側に寄れば旧道(古道)が確認できます。 ここには数十メートルの石畳が確認できます。
約1.2kmで大原林道に接続、その林道を右に約50m谷の手前から左下に古道が確認できます。 島の谷の明神さんまで約500mです。

8 島の谷・島の谷の明神さん

8 島の谷・島の谷の明神さん

島の谷・島の谷の明神さん 島の谷の明神さんと呼ばれる神社には古い歴史もあるようです。 この明神さんの境内には樹齢数百年と言われるスギの巨木があります。
島の谷は長州と芸州の境界の集落で重要な場所であったと思われます。 山口県歴史の道調査報告書では島の谷に「口屋番所」、物資を取り締まる番所があったと書かれています。

9 大原宿

9 大原宿

大原 津和野側(宇佐郷)から生山峠を一気に上るにはあまりにも険く、参勤交代では大変重要な場所であったと思えます。
現在は壊されてありませんが、ここの本陣跡は地元では御殿屋敷と呼ばれており重要さが認識できます。 宿駅としての伝馬は三頭です。
本陣のあった大原村庄屋潜井家は現存しています。

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